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『ArcheAge S』開発ドキュメンタリー映像の内容まとめ
『ArcheAge S: Strait of Freedom』の開発陣が9月29日に公開した約17分のドキュメンタリーで明かされた内容を整理する。
キム・ギョンテ氏らが語ったのは、キャラクターを育てるところから、資源を作り、運び、争うところまでが一続きになるMMORPGの姿だ。作品名にある「Strait(海峡)」は貿易の要衝であり、自由な航海と、いつ敵に遭遇するか分からない緊張の両方を象徴しているという。
映像には開発中のゲーム画面が含まれる。以下は開発陣が示した方針であり、製品版の仕様がすべて確定したわけではないことには留意したい。
冒険と生活がつながるMMORPG
フィールドで戦うだけでなく、採集や生産を通じて資源を集め、装備を育て、余った資源を貿易で運ぶ。資源を求めてほかのプレイヤーと出会い、ときには奪い合いにも発展する。一人ひとりの選択が世界の経済や争いにつながることが、本作の基本的な構想だ。
開発陣は、ほかのプレイヤーと出会い、同じ世界で暮らす感覚を原作『ArcheAge』から受け継ぎながら、長く遊べる世界を目指すと説明している。
たとえば、戦闘で得た素材を自宅へ持ち帰って装備の強化に使うことも、住居での生産に取り組み、足りない資源を求めて外へ出ることもできる。こうした活動が貿易やプレイヤー同士の競争へつながるよう、各システムを設計している。
成長と装備
キャラクターは固定のクラスに縛られず、武器と防具の組み合わせで戦い方を作る。武器にはそれぞれ4つの戦闘スキルがあり、防具にも固有のスキルが用意されるという。
映像では、武器の4つの戦闘スキルに加え、防具には2つの戦闘スキルがあることが紹介された。他にもペットスキルのショートカットスロットも1つ確認できる。
使用するスキルは装備で決まるため、武器と防具を選び、異なる組み合わせを試しながら自分に合う戦闘スタイルを探すことになる。
装備はフィールドでの狩り、ダンジョン、採集、生産、貿易など、さまざまな活動を通じて強化できる。一部の素材は、対応するコンテンツを自分でプレイして手に入れる仕組みを予定している。
必要なものをすべて取引でそろえるのではなく、活動ごとに異なる成長の道筋を用意する考えだ。
戦闘と操作
『ArcheAge S』はクォータービュー視点を採用。クリックやWASDといった移動操作を基礎にしつつ、同時に多数のスキルを扱う負担を減らす方針だ。
その一方で、敵との距離、位置取り、地形、味方のスキルを見て判断する余地を重視する。入力にすぐ反応するスキルや、状態異常が読み取りやすい演出も目指しているという。
開発陣によると、この視点は小規模な戦闘での駆け引きと、多人数が入り乱れる戦場の見やすさを両立するための選択だ。スキルの効果を画面上で把握しやすくすることで、敵や味方の動きにその場で対応できる戦闘を目指している。
映像には、射手が放つ矢の数や広がり方について開発陣が調整を話し合う場面もある。攻撃の派手さだけでなく、混戦で何が起きているかを読み取れることも重視しているようだ。
ハウジングと生産・貿易
全プレイヤーにアカウントに紐づく個人用のハウジングスペースが用意され、家具を配置して自分の空間を作れる。土地を早い者勝ちで確保する仕組みはなくし、資源の価値を保つために生産量や生産機会には制限を設けるという。
住居は単なる飾りではなく、持ち帰った素材をどう使い、何を生産するか考える場所にもなる。自宅での生産を中心に静かに過ごす人もいれば、不足する資源を求めて冒険へ出る人もいる。土地の確保ではなく、限られた生産機会の使い方が選択の中心になる。
狩りや採集、生産で得た資源は装備の強化に使い、余剰分は貿易で流通させる。大半はオークションハウスで取引できるが、一部の希少資源は自らプレイして獲得する必要がある。資源を運ぶ者と奪おうとする者の利害が、プレイヤー同士の接点や対立を生む設計だ。
生産した資源を売るか、自分の装備に使うか、別の場所へ運ぶか。貿易路での輸送には利益だけでなく、ほかのプレイヤーに狙われる可能性もある。生活コンテンツが戦闘や対人競争から切り離されない点が、本作の特徴になりそうだ。
PvP・攻城戦・海戦
競争はパーティーやギルド単位の衝突から、資源争奪や攻城戦、さらにサーバー対サーバーの大規模PvPへと広がる。対戦するサーバーの組み合わせを定期的に変え、特定勢力の優位が固定化しないようにする構想だ。
開発陣が挙げた例では、個人やパーティーによる陸路の貿易が、より多くの利益や拠点を求めるギルドの活動に発展する。農業や資源を巡る利害が大きくなれば、要塞を求める攻城戦へつながるという。最初から大規模な戦争に参加するのではなく、日々の活動の延長で争いが広がる形を想定している。
全地域のプレイヤーが一つの海域に集まり、制海権を争うグローバルPvPにも言及された。ただし、こちらは検討段階であり、実装が決まった機能ではない。
音楽
原作に続き、作曲家のユン・サン氏が音楽監督を担当する。航海の自由さや美しさと、海上でいつ戦いが始まるか分からない緊張感の両方を音楽で表現するという。
ユン・サン氏は、画面に映る景色から楽曲のテーマを考え、その場にいるならどんな気持ちになるかを想像しながら制作したと語る。海戦の曲では、広い海を進む感覚を失わせずに、戦闘の激しさをどう伝えるか、制作チームと議論を重ねたそうだ。
課金方針
課金要素については、メンバーシップ、パス、衣装などの外見アイテムを中心に検討中と説明された。
開発陣は、生産した資源が成長や貿易、競争へ循環し続けるよう、収益化も慎重に設計しているという。
さらに、開発陣は視聴者から質問を募り、次回のQ&A動画で回答するとのことだ。質問は公式案内から投稿できる。
『ArcheAge S: Strait of Freedom』は、PC(Steam)向けに2027年第2四半期のリリースを目標に開発が進められている。
(出典:ArcheAge S公式YouTube)